パンジー |
桜が咲き、忙しくなりました。3月末から4月にかけて撮影会が続きました。今年は例年とは違い、桜は遅くそして長く楽しむことができ、これから咲くものもまだあります。真冬のような寒い日が続いたためです。
昨日は京王アンジェで撮影会がありました。ポカポカ陽気で強い日ざし、陰がなくて午前中の撮影は苦労しました。一週間前のロケハンの時は寒くてじっとしていられないほど、今にも雨が降り出しそうなグレイの空に向かってピンクのマグノリアが美しい花を咲かせていました。一週間で本当に様子ががらっと変わり、一層素晴らしい庭になっていました。
テーマは「球根植物に注目する」でした。今一番美しく元気だからです。チューリップ、ムスカリ、スイセン、スノーフレーク、フリチラリア、アリアムコワニー、イクシア…。色やリズムのハーモニーを感じながら表現するというお題を出しましたが、これって本当に難しい!と午後になって自分で撮り始めて気がつきました。自然の織りなすハーモニー、まるで音がなっているかのような庭を写真で再現するのは至難の業です。言うは易しです。
私はといえば、球根植物というより、日陰でパンジーばかりを撮っていました。なんと表現したらいいのかわからない不思議な色のパンジーがたくさんありました。ここの庭はカラーコーディネートも見事だといつも感心してしまいますが、新しい園芸種にいち早く出会える場でもあり、いつも楽しませていただいてます。日が暮れるまでずっと花を眺めていたい素晴らしいガーデンです。
それにしても不思議な色合いのパンジーですね。