ハンカチノキ |
降りしきる雨の中での撮影会。春の新宿御苑は瞬く間にさくらの季節を過ぎ、次のシーズンへと向かうところまで来ていました。早い…毎年、4月中旬にサトザクラの撮影会をしますが、今年はお目当ての福禄寿も普賢象も満開を過ぎ、濃いピンクになって散る寸前でした。それでも雨が降ったらなんと美しい…。水滴が輝いて、花も元気一杯です。みなさん、雨にめげてしまうかと思いきや、その美しさを残そうと撮影に没頭していました。別れ際に、次の撮影会も雨が降るといいな~と言いながら去って行く人もいて、大変だったけどよかった!と安堵しました。
写真はハンカチの木。何年か通っていますが、こんなにたくさん咲いたのは初めてみました。2枚のハンカチのように見える部分は苞葉です。中国四川省でフランス出身の神父であり生物学者であるアルマンダビッドが発見しました。希少性から「植物界のパンダ」と呼ばれています。すごい雨で地面もぐしゃぐしゃで、足もとを気にしながら、冬のような寒さに耐えながらの撮影になりました。雨粒がてんてんと写っているのが見えるでしょうか?スマホで拡大するとわかるかな…。